GTR祭2014 -PLAY THE GUITAR for FUKUSHIMA FUTURE-

GTR祭は、去る2011年、東日本大震災の影響により夏に延期されたARABAKI ROCK FEST.11の大トリMICHINOKU STAGEにて誕生しました。
ARABAKI ROCK FEST.に縁の深いGRAPEVINEとシアターブルックの2組が母体となり、「GTR=GUITAR」をキーワードに、とにかくカッコイイ、ロックナンバーを演奏するという企画として、2011年、2013年の2年間、名演を披露してきました。
奇跡のセッションともいうべき「GTR祭」が残した歴史として、震災復興の願いを込めた2011年の開催において、U2のBonoへ出演を依頼したところ出演こそかなわなかったものの、U2全員による「ONE」の演奏とともに熱いビデオメッセージが届くという展開となりました。

GTR祭が誕生した2011年=東日本大震災から3年の2014年、改めて、ARABAKI PROJECTとして、GTR祭の主力メンバーへ 「来る2015年、ARABAKIの記念すべき15周年以降、ARABAKI ROCK FEST.×GTR祭プロジェクトとして、福島をロックで元気にする企画を立てたい!」
という新しいテーマをもとに相談しました。

2015年は、東北ライブハウス大作戦チームが、福島の猪苗代湖畔沿いにソーラー発電による野外音楽堂を建設する計画が進んでいます。
そして、今は具体的に発表出来ないある計画が(本当はしっかりと発表したかったのだけれども・・)、日本のロックを創ってきた方々を中心に、2015年以降の福島県にて動こうとしています。

その計画は、とっても夢があって、温かくて、強い計画です。
その、今は発表出来ない計画が、原発事故で傷ついてしまった福島に住んでいる皆さんの気持ちの支えになってくれたらと思っています。
そして、もしかしたら、その計画がきっかけになり、福島に、世界に発信することができるロックの聖地を創ることができるかもしれないと、とても大きな夢を描いています。

そんな計画に向けて、ARABAKIとして、今の福島を勇気付けるために動くべきプロジェクトは震災があった2011年に誕生した、「GTR祭」でありたいと思いました。

テーマをもとに、GTR祭の主力メンバーと打合せを重ね、結果、2014年に創り上げるライブの形は、福島を応援するためのにARABAKI PROJECTとGTR祭メンバーが演奏をしたい曲を選ぶということ、そして、今年のライブをバンドとして、より強く熱を込めた演奏を届けるためにメンバーを固定したいという方向で意見が一致しました。
なので、今年は、GTR祭2014に参加するミュージシャン達の演奏とし、他ミュージシャンのゲスト参加はなく本日アナウンスしたメンバーで、濃厚な福島の未来に向けたセッションが繰り広げられます。

日本は、東北は、まだ何も解決していないし、「GTR祭」も、震災後に掲げた最終目標を達成していない。
GTR祭には、まだ、U2を、Bonoを呼べていない、と思っています。

荒吐流GUITARの祭典「GTR祭」は、いつか必ず、U2をゲストに迎えるという目標に加え、2015年以降にはじまる、福島でのロックの未来をテーマに、曲を選び、いよいよ明日から入念のリハーサルに突入いたします。

2014.04.20
ARABAKI PROJECT
菅 真良

●出演

GTR祭2014BAND

Vo
田中和将(GRAPEVINE)
Gt&Vo
佐藤タイジ(シアターブルック)
Gt
長田進
Gt
西川弘剛(GRAPEVINE)
Key
エマーソン北村(シアターブルック)
Ba
金戸覚(GRAPEVINE)
Dr
沼澤尚(シアターブルック)
●演奏予定曲

ほか、現在検討中。リハーサル後に最終決定!

※明日(4月21日)からリハーサルを開始するため、リハーサルの状況によって、演奏曲が変更になる場合があります。